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ドイツ生まれの〝サー〟ベネディクトと英国楽壇の主流派マクファーレン。
15歳という若さでフンメルの門下生となり、ドレスデンではウェーバーにも師事するなどロマン派の巨匠たちから直接教えを受けたベネディクトは、1804年ドイツのシュトゥットガルト生まれ。ベネディクトは生まれの故郷のドイツから、ウィーン、ナポリ、パリを経て1835年に終生の地となるロンドンに到着し、その後イギリスへ帰化。1871年にはナイトに叙せられたベネディクトの2つの"ピアノ協奏曲"は、欧州各地で吸収した作風を織り交ぜながらも、最初の師であるフンメルからの影響を色濃く感じさせる輝かしく叙情的な作品である。英国王立音楽院のプリンシパルやケンブリッジ大学音楽学部の教授など、英国楽壇の要職を歴任したジョージ・マクファーレンが兄であるが故に歴史に表舞台に出る機会に恵まれてこなかったウォルター・マクファーレン。マクファーレンは王立音楽院のピアノ科教授としてマテイ、マクファーソン、H・ウッドを育成。教育者としてだけでなくピアニストとしても高い名声を得ていたマクファーレンは、メンデルスゾーンやスタンデイル・ベネットを思わせる"ピアノ協奏曲(演奏会用小品)"という重要な遺産を後世に遺している。ハワード・シェリー&タスマニア響のゴールデン・コンビ。ドイツ生まれの"サー"ベネディクトと、英国楽壇の中枢を担ったマクファーレン。知られざるイギリス・ロマン派の"ピアノ協奏曲"をご堪能ください。東京エムプラス
品番:CDA67720
レーベル:Hyperion
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2009年06月中旬
《曲目》
ジュリアス・ベネディクト(1804-1885):
ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.45
ピアノ協奏曲 変ホ長調 Op.89
ウォルター・マクファーレン(1826-1905):
演奏会用小品 ホ短調
(全曲世界初録音)
《演奏》
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
タスマニア交響楽団
《録音》
2008年4月1日-4日、フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア)
エグゼクティヴ・プロデューサー:サイモン・ペリー、マイケル・スプリング
レコーディング・プロデューサー&エンジニア:ベン・コネラン
The Romantic Piano Concerto, Vol. 48 - Benedict & Macfarren
Howard Shelley (piano), Tasmanian Symphony Orchestra, Howard Shelley (conductor)
Barcode: 034571177205