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J・S・バッハの"フルート協奏曲ロ短調"。"協奏曲BWV.1056a"や"協奏曲BWV.1059a"とは違うこの知られざる"フルート協奏曲ロ短調"の復元演奏に挑むのは、ストラデッラのオラトリオや若きヴィヴァルディのソナタを発表してきたバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティと、トラヴェルソの名匠にしてエンリコの実弟マルチェロ・ガッティ、そしてガッティ兄弟の盟友たちが集うアンサンブル・アウローラ!
イタリアの音楽学者フランチェスコ・ジメイが長年の研究成果に基づいて復元を施した失われし"フルート協奏曲ロ短調"。ジメイは復元を行うにあたって、カンタータ第207番からのアリア「お前たちの足どりを鈍らせてはならない」BWV.207/3、カンタータ第209番「悲しみのいかなるかを知らず」BWV.209、カンタータ「レオポルト殿下)」BWV.173aの3つの声楽作品がこの"フルート協奏曲"のソースであることを確認。作品の基盤となるこれらの作品に様々な研究結果を組み合わせ「Allegro - Andante - Allegro」の3楽章形式を構築することによって、大バッハの知られざる"フルート協奏曲"を復元させることに成功したのである。またこのフルート(トラヴェルソ)が重要な役割を担うバッハ・アルバムには、ブランデンブルク協奏曲第5番の初稿版である"三重協奏曲ニ長調BWV.1050a"、フルート協奏曲の形式を持つライプツィヒ時代の名作"管弦楽組曲第2番”を収録。「ギャラント様式」で結びつく3つの作品の関連性を探るのもこのアルバムが持つ魅力の1つ。驚喜、感動、歴史的発見など数多くの魅力を兼ね備えたガッティ兄弟のバッハ・アルバム。演奏、作品とも話題必至の大注目盤です!2007年11月、サン・ミケーレ教会(イタリア/モデナ)での録音。
東京エムプラス
品番:GCD921204
レーベル:Glossa
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2008年10月28日
《曲目》
J・S・バッハ:
フルート協奏曲ロ短調 (フランチェスコ・ジメイによる再構築/世界初録音)
三重協奏曲ニ長調 BWV.1050a (ブランデンブルク協奏曲第5番の初稿)
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
《演奏》
マルチェロ・ガッティ(トラヴェルソ)
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)
アンサンブル・アウローラ
〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、ジョアンナ・フシチャ(ヴィオラ)、ジュディス=マリア・オロフソン(チェロ)、リッカルド・コエラティ(ヴィオローネ)、ミケーレ・バルキ(チェンバロ)〕
《録音》
2007年11月、サン・ミケーレ教会(イタリア)
Bach:Flute Concerto/M・Gatti(b-fl)、E・Gatti(vn)、Ensenble Aurora
Barcode: 8424562212046