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フォーレとエネスク、師弟関係でもあった2人の記念碑的なピアノ四重奏曲を組み合わせ、両作品の共通点である「イデー・フィクス(固定楽想)」をタイトルに掲げた意欲的なアルバムの第2巻。(第1巻(GWK138)にはフォーレの第2番とエネスクの第1番を収録。)第2巻では両者の親和性がよりはっきりと示される一方で、同時にエネスクがいかに師匠のスタイルから離れているかも明らかになります。
ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスクはパリ音楽院でマスネとフォーレに作曲を師事し、その後は自作にルーマニアの民族音楽の要素を取り入れ、モダニズムへと発展させて行きました。フォーレの第1番とエネスコの第2番は、それぞれ全楽章のほぼすべての主題を支える「イデー・フィクス(固定楽想)」が特徴的です。両作品のスコアはディナーミクやアゴーギク、アーティキュレーションの指示が過多になっているようにも思えますが、これらの指示は一貫して生き生きとしたポリフォニックな音作りを目指したものと考えられます。マリアーニ四重奏団は良く考え抜かれた透明感のある演奏でそれらの指示を実現し、言葉で語るような深みのある音楽を作り上げています。
東京エムプラス
ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスクはパリ音楽院でマスネとフォーレに作曲を師事し、その後は自作にルーマニアの民族音楽の要素を取り入れ、モダニズムへと発展させて行きました。フォーレの第1番とエネスコの第2番は、それぞれ全楽章のほぼすべての主題を支える「イデー・フィクス(固定楽想)」が特徴的です。両作品のスコアはディナーミクやアゴーギク、アーティキュレーションの指示が過多になっているようにも思えますが、これらの指示は一貫して生き生きとしたポリフォニックな音作りを目指したものと考えられます。マリアーニ四重奏団は良く考え抜かれた透明感のある演奏でそれらの指示を実現し、言葉で語るような深みのある音楽を作り上げています。
東京エムプラス
品番:GWK146
レーベル:GWK
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2020年09月26日
《曲目》
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.15
エネスク:ピアノ四重奏曲第2番ニ短調 Op.30
《演奏》
マリアーニ・ピアノ四重奏団
《録音》
2018年7月&2019年1月
Idee Fixe Vol.2
Mariani Klavier Quartett
Barcode: 4260113461464