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フィリップ・グリスヴァールのセカンド・ソロ・アルバム!C.F.C.ファッシュの知られざる鍵盤作品を再興!
アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、ヨハネス・プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&レコーディングで共演しているフランスのハープシコード奏者、フィリップ・グリスヴァール。「ヘンデルの鍵盤楽器作品集(ADX 13709)」以来となるセカンド・ソロ・アルバムは、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの息子であり、ベルリン・ジングアカデミーの創設者として知られるカール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシュ(1736-1800)のソナタ、変奏曲、性格的小品集。
登場が七年戦争勃発の時期に重なったことやフリードリヒ大王の死後にすべての作品を自ら焼却してしまったこと、音楽様式の覇権がウィーンに確立されていったことなど、様々な要因から音楽史からほとんど無視されてきたカール・ファッシュの作品。「保守的な音楽家であった」とする文献も多い中、グリスヴァールの研究によると、当時の様式上の大きな変革に柔軟であり、極めて独創的な音楽の語法を発展させる能力を持っていたという、知られざるファッシュの魅力に陽の光を当ててゆきます。
フィリップ・グリスヴァールは、フランスのナンシー生まれ。バーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在はパリを拠点に、アンサンブル・ディドロの他、ヨーロッパ室内管弦楽団、ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・マルシュアス、レ・ヌーヴォー・キャラクテール、ラ・フェニーチェ、ラ・シャペル・レナーヌなど、数多くの古楽アンサンブルで重要な通奏低音奏者として活動しています。
東京エムプラス
品番:ADX13725
レーベル:Audax
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2020年09月15日
《曲目》
C.F.C.ファッシュ:鍵盤楽器のための作品集
ラ・ハーゲンマイスター
ラントワーヌ
ラ・ジャネット
ソナタ 変ロ短調(1781)
ラ・チェッキーナ(1770」)
ソナタ ハ長調
ラ・ソクラテス
ソナタ ヘ長調(1770)
14の変奏曲からなるアリエッテ(1782)
(全曲世界初録音)
《演奏》
フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ)
《録音》
2019年11月19日-21日、マルティン教会(ミュールハイム、ドイツ)
Fasch: Works for Keyboard
Philippe Grisvard
Barcode: 3770004137251