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パガニーニ、ヴィヨーム、シヴォリが関わった歴史的銘器。ロシアの才女ミラスが奏でるパガニーニの「Op.1」!
パガニーニが愛した歴史的銘器であるグァルネリ・デル・ジェス1743年製「イル・カノーネ(カノン砲)」と共に、イタリア、ジェノヴァのパラッツォ・トゥルシ(トゥルシ宮)で厳重に保管されているもう1台の銘器ジャン=バティスト・ヴィヨーム1833年製作のヴァイオリン「シヴォリ」。
ヴィヨームがパガニーニから「イル・カノーネ」の修理を依頼された際、この修理期間中に同時進行で「イル・カノーネ」のレプリカを製作、完成させ、パガニーニから後に弟子のカミッロ・シヴォリへと譲られたというエピソードを持つこの「シヴォリ」を用いてパガニーニの「24のカプリース」を録音するというスペシャル・プロジェクトが実現しました!
「イル・カノーネ」と共にジェノヴァ市によって管理されているこの「シヴォリ」を弾くヴァイオリニストに選ばれたのは、ロシア出身で現在はイタリアで活躍する才女クセニア・ミラス。
8歳でサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団との共演でソリスト・デビューを果たした後、9歳でアテネの国際ヴァイオリン・コンクールで優勝を果たし神童としてその名を知られることになります。その後、オランダのマーストリヒト音楽院で名匠ボリス・ベルキンに師事し、2012年に同校を優秀な成績で卒業。現在はソリストとしてヨーロッパ各国で活躍する傍ら、ウラディーミル・アシュケナージから招聘を受けて2010年からイモラ国際音楽院でロシアン・ヴァイオリン・スクールの伝統を生徒に継承するという大役を担っています。
また、クセニア・ミラスの演奏に感銘を受けたスウェーデンの作曲家ジョナサン・エストルンドが2018年1月に作曲した「パガニーニ・ファンタジア」を彼女に献呈するなど、その演奏への評価、注目度は確実に高まっています。
クセニア・ミラスは「シヴォリ」でのパガニーニの録音に臨むにあたり、「24のカプリース」だけでなくダニーロ・プレフーモ教授が最近発見した4つの習作である「4つの新しい練習曲」のカップリングを決断。パガニーニ自身との縁が深い「シヴォリ」でのレコ―ディングの内容、完成度をさらに充実させています。ロシアの才女がパガニーニ、ヴィヨーム、シヴォリが関わった歴史的銘器で奏でるパガニーニの世界。乞うご期待!
東京エムプラス
品番:C00491
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:2枚組 CD
発売日:2021年12月24日
《曲目》
パガニーニ:
24のカプリース Op.1
4つの新しい練習曲 ~ 第1番ハ長調《ソステヌート》、第2番イ長調《モデラート》、第3番ハ長調《モデラート・アッサイ》、第4番ト長調《ソステヌート》
《演奏》
クセニア・ミラス(ヴァイオリン/ヴィヨーム1833年製「シヴォリ」)
使用楽器:ジャン=バティスト・ヴィヨーム1833年製作
《録音》
2020年9月21日
パラッツォ・トゥルシ、パガニーニ・ルーム
(ジェノヴァ、イタリア)
Paganini: 24 +
Ksenia Milas
Barcode: 746160913247