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Vol.04 プフィッツナー:チェロ協奏曲集(アルバン・ゲルハルト)

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プフィッツナーのチェロ協奏曲全曲!
ハイペリオン(Hyperion)の大人気シリーズ"ロマンティック・コンチェルト・シリーズ"、待望の「チェロ」第4弾はプフィッツナーのチェロと管弦楽のための作品全曲!

後期ロマン派における伝統的なドイツ文化の継承者、ハンス・プフィッツナー(1869-1949)は、歌劇《パレストリーナ》で知られるドイツの作曲家。複数のチェロ協奏曲を遺しており、作品番号なしのイ短調協奏曲は1888年に書かれた若かりし頃の作品。このチェロ協奏曲は初演前に手稿譜が紛失してしまい、およそ半世紀後に書かれたOp.42のト長調協奏曲(当時もっとも影響力のあるチェロ奏者であったガスパール・カサドに献呈)が、日本では「第1番」とされている。
その後書かれたOp.52が「第2番」とされ、これは紛失してしまった作品と同じ調性(イ短調)をとり、失われたメイン・テーマが記憶に基づいて引用されている。ところが、紛失したと思われたイ短調協奏曲は死後の1975年に発見され、1977年に初演(出版順に、こちらが「第3番」とされる)。ここでは、このようなエピソードを持つ3つの協奏曲に、ヴァイオリンとチェロの二重奏曲(二重協奏曲)を併録し、保守的な作風と言われるプフィッツナーの、青年期と晩年の作品(それも同じテーマを持つ協奏曲)を聴き比べることもできる。まさに、貴重な楽譜を蒐集し、数々の知られざる作品の蘇演・初録音に取り組んできたロマンティック・コンチェルト・シリーズならではのプログラムだろう。

ソリストは、第1巻&第2巻でもチェロを担当してきたドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルト。2013年の東京・春・音楽祭では魅力的なワーグナーを聴かせてくれたセバスティアン・ヴァイグレの指揮に、同シリーズでは「ヤーダスゾーン&ドレーゼケ(ピアノ)」、「レーガー&シュトラウス(ピアノ)」、「フォルクマン&ディートリヒ&ゲルンスハイム&シューマン(チェロ)」と、ドイツもので実力を発揮してきたベルリン放送交響楽団という強力ドイツ・コンビにも期待がかかる。
東京エムプラス


品番:CDA67906
レーベル:Hyperion
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2014年02月中旬

《曲目》
チェロ協奏曲イ短調 Op.posth.(第3番)
チェロ協奏曲イ短調 Op.52(第2番)
チェロ協奏曲ト長調 Op.42(第1番)
ヴァイオリン、チェロと小管弦楽のための二重奏曲 Op.43*

《演奏》
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
ゲルガナ・ゲルゴヴァ(ヴァイオリン)*
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
ベルリン放送交響楽団

《録音》
2012年6月18日-21日 ベルリン放送局スタジオ(ベルリン)

The Romantic Cello Concerto, Vol. 4 - Pfitzner
Alban Gerhardt (cello), Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin, Sebastian Weigle (conductor)

Barcode: 034571179063