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第3弾は美しく神秘的な終課の音楽。
2014年に設立されたルネサンス・ポリフォニーを専門とするイギリスの若き男声ア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス」。ディレクターを務めるオワイン・パークは、1993年生まれ、若くして作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活動を拡げる天才ミュージシャン。ケンブリッジ・トリニティ・カレッジとウェルズ大聖堂のシニア・オルガン・スカラーを務め、その作品は既にテネブレやケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、ウェルズ大聖堂合唱団によって録音されており、歌手としてはテネブレのアソシエイト・アーティストとして活動、ポリフォニーやダニーデン・コンソートの演奏にも参加しています。オワイン・パーク以外のメンバーも、タリス・スコラーズやマリアン・コンソートのメンバーを務めるアレクサンダー・チャンス(著名なカウンターテナー、マイケル・チャンスの子息)を始め、若き有望な歌手が集っています。
サード・アルバム「フェイディング(Fading)」は、一日の終わりに行われる祈り「終課(終祷)」をテーマに、12世紀のヒルデガルト・フォン・ビンゲンから21世紀の作曲家(オワイン・パーク自身を含む)の作品までを幅広く集成。一日の終わりの音楽なので子守歌として歌われているバードの「おやすみ,かわいい子」や、20世紀エストニアの作曲家ヴェルヨ・トルミスの「4つのエストニアの子守歌」、光と闇を題材にした作品などが含まれ、神秘的で瞑想的な音楽が、息をのむような美しいアンサンブルで歌われています。
東京エムプラス
品番:CDA68285
レーベル:Hyperion
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2020年03月中旬
《曲目》
タリス:光消ゆる前に
ジェズアルド:み顔をしもべの上に輝かせ
ジョナサン・シーアズ(b.1954):見下ろしたまえ,おお主よ
パーク:おお喜ばしき光(フォス・ヒラロン)
ジョアンナ・マーシュ(b.1970):フェイディング(アラベスク第3番)
バード:子守歌「おやすみ,かわいい子」
ヴェルヨ・トルミス(1930-2017):小さなベリーが眠る時(4つのエストニアの子守歌第2番)
ゴンベール:生涯の真中で
トルミス:我が子のために歌う(4つのエストニアの子守歌第1番)
タイ:われら追放されしエバの子らは叫ぶ「サルヴェ・レジナ」
トルミス:揺りかごを揺らそう(4つのエストニアの子守歌第3番)
アロンソ・ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
マレンツィオ:光がなくて生きてゆけるだろうか
マーシュ:シーズ・イン・フライト(アラベスク第4番)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おおエクレシア
サラ・リムクス(b.1990):私の心は歌う鳥のよう
ゲルダ・ブロック=ウィルソン(b.1955):おお小さなバラ,暗いバラ
トルミス:子守(アイユー)(4つのエストニアの子守歌第4番)
《演奏》
ジェズアルド・シックス
〔ガイ・ジェームズ(カウンターテナー)
アレクサンダー・チャンス(カウンターテナー)
ジョゼフ・ウィックス(テノール)
ジョシュ・クーター(テノール)
マイケル・クラドック(バリトン)
サミュエル・ミッチェル(バス)〕
オワイン・パーク(指揮、バス)
《録音》
2019年2月21日-23日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)
Fading
The Gesualdo Six, Owain Park
Barcode: 034571282855