退廃音楽のレッテルを剥がした作曲家。
カロル・ラートハウス晩年の室内楽曲2作品！

シュレーカーの愛弟子でベルリンでの大成功後、輝かしい未来が待っていると思われたが、ナチス・ドイツの台頭によって「退廃音楽の作曲家」のレッテルを貼られてしまい、祖国オーストリアから脱出。
パリ、ロンドンを経てニューヨークへたどり着き、同地でクラシック音楽だけでなく、映画音楽の作曲家としても成功を収めたカロル・ラートハウス(1895-1954)。
ラートハウスの室内楽作品はベルリン時代などの初期作品が高く評価されていますが、ここに収録されているのはニューヨーク移住後の1944年に作曲された「Op.53}と死の前年となる1953年作曲の「Op.69」の2作品で共に世界初録音。
戦争に翻弄されヨーロッパを離れざるをえなかったラートハウスが、新天地ニューヨークで生み出した秀作の魅力を、作曲家名前を冠するポーランドのアンサンブルが紐解きます。
東京エムプラス

品番：DUX1712
レーベル：DUX
フォーマット：1枚組 CD
発売日：2021年03月27日

《曲目》
ラートハウス：
ヴァイオリン、チェロとピアノのための《トリオ・セレナーデ》Op.69
クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための《三重奏曲》Op.53

《演奏》
カロル・ラートハウス・アンサンブル
〔マルチン・ハラト(ヴァイオリン)
マルチン・マクジンスキ(チェロ)
ピオトル・ラト(クラリネット)
アレクサンドラ・ハラト(ピアノ)〕

《録音》
2019年11月30日-12月1日＆2020年7月29日-30日
ポーランド

Rathaus: Piano Trios
Karol Rathaus Ensemble

Barcode: 5902547017129