♪関連商品を下記リンクでチェック!
トリオ・ソネリーのオリジナル・メンバー、ミッツィ・メイヤーソンの新録音!
18世紀のウィーンで高く評価されていたボヘミア出身の作曲家・鍵盤奏者、ヨーゼフ・アントン・ステファン(ステパン)のハープシコード・ソナタ!
Glossaの専属レコーディング・アーティストとして、バルバトル、ムファット、ソミス、フランクールなどの作品を世に送り出し、高い評価を得てきたハープシコード奏者、ミッツィ・メイヤーソンの最新盤!
あまり知られていない、あるいは失われた鍵盤作品の研究と演奏を専門とするメイヤーソンが、その魅力と音楽史的価値を伝えるべく今作で取り上げたのは、18世紀のウィーンで非常に高く評価されていたボヘミア出身の作曲家・鍵盤奏者、ヨーゼフ・アントン・ステファン(ステパン)のハープシコード・ソナタ!
ヨーゼフ・アントン・ステファンは1726年、ボヘミア地方北東部の小さな村、コピドルノに生まれました。彼は幼いころから楽才を示し、その才能に感銘を受けた伯爵の手配により、ウィーンの高名な音楽家ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルに師事するようになります。ヴァーゲンザイルは後年健康を害したため、ステファンはそこで宮廷音楽家としての職務を任されることになりました。ウィーンの写譜家ジモン・ハシュケは、ステファンをヴァーゲンザイル、バッハ、ハイドンと並ぶ現代最高の作曲家の一人と考えており、また当時の著名な音楽学者チャールズ・バーニーは、ウィーンの2大鍵盤奏者として、ステファンとアルブレヒツベルガー(ベートーヴェンの師匠の一人)の名を挙げていました。
ステファンは作曲家、指揮者、演奏家としての全盛期であった1775年頃、視力を完全に失うという悲劇に見舞われ、舞台や宮廷の仕事の多くから引退を余儀なくされましたが、彼を高く評価していたマリア・テレジアは、その後も20年間にわたり給料の満額支給を行ったといいます。ステファンは膨大な数の鍵盤作品を残しましたが、そのほとんどは手稿でしか存在せず、出版されることはありませんでした。
メイヤーソンは、新たに見つかったステファンのソナタを「ハープシコードからフォルテピアノへの移行期におけるミッシングリンクのようなもの」「モーツァルト、ハイドン、初期のベートーヴェンの香りがする」「新しい時代の作曲法への発展の最前線」と表現しています。
東京エムプラス
品番:GCD921810
レーベル:Glossa
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2021年06月05日
《曲目》
ヨーゼフ・アントン・ステファン(1726-1797):
ソナタ ト短調 《マリアツェルの行列》 S.20
ソナタ ト長調
ソナタ ハ短調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ 変ロ長調
《演奏》
ミッツィ・メイヤーソン(ハープシコード)
《録音》
2019年8月
ドルフキルヒェ・ラーンスドルフ(ドイツ、ベルリン)
Joseph Anton Steffan HARPSICHORD SONATAS
Mitzi Meyerson – harpsichord
Barcode: 8424562218109