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コンセール・スピリチュエルを率いてのヘンデルの「水上の音楽&王宮の花火の音楽」(GCDSA 921616)、パーセルの歌劇「アーサー王」(GVD 921619)で古楽の常識を大胆に覆したフランス・バロックの鬼才エルヴェ・ニケ。奇想天外で斬新な「アーサー王」に続く鬼才ニケ渾身の野心作は、なんとフランス印象派の大家ドビュッシーの"ローマ賞"にまつわる作品集!1872年、パリ音楽院に入学しエルネスト・ギローのクラスで作曲を学んでいたドビュッシーは、1883年にカンタータ「闘牛士」を完成させ若手芸術家の登竜門"ローマ賞"で第2等賞を受賞。翌年1884年には、カンタータ「放蕩息子」で見事ローマ大賞(第1等賞)を獲得し前年の雪辱を果たしたドビュッシー。しかしローマ大賞受賞者に義務付けられる"留学作品"の存在や、イタリアでの留学生活に馴染めず、ドビュッシーはわずか2年でフランスへと帰国してしまう。イタリアでは不遇の時代を過ごしたドビュッシーだが、この期間に生まれた作品はどれも若き日の傑作と呼ぶに相応しいものばかり。フランス音楽を心の底から愛するエルヴェ・ニケが考案し、"モダン・オケ"を振った特別なドビュッシーの作品集。
東京エムプラス
東京エムプラス
品番:GCD922206
レーベル:Glossa
フォーマット:2枚組 CD
発売日:2009年12月上旬
《曲目》
ドビュッシー:
CD-1
カンタータ《闘牛士》/祈り/カンタータ《選ばれし乙女》
CD-2
交響組曲《春》/カンタータ《春》/春のあいさつ/カンタータ《放蕩息子》(初稿版)
《演奏》
ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)
ソフィー・マリレー(メゾ・ソプラノ)
ベルナール・リヒター(テノール)
アラン・ビュエ(バリトン)
マリー=ジョゼフ・ジュデ(ピアノ)
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)
エルヴェ・ニケ(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)
フランダース放送合唱団
《録音》
2009年6月&7月、ヘフェルレー&ブリュッセル(ベルギー)での録音。
Debussy:Music for the prix de Rome/Niquet (con), Brussels Philharmonic, Flemish Radio Choir
Barcode: 8424562222069