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ピアノ・ソロ版の『交響曲第3番《オルガン付き》』や『動物の謝肉祭』全曲に、最初期の映画音楽『ギーズ公の暗殺』!!鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがサン=サーンス没後100周年のアニヴァーサリーに贈る、かつてないトランスクリプション・アルバム!
映画『ギーズ公の暗殺』の映像と音楽を一緒に楽しめる特別プロジェクトを収録した、貴重なDVD(NTSC)付き!
詳細な解説を日本語で読むことができる国内仕様盤がおすすめです!
超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」より、サン=サーンス没後100周年を記念したかつてないトランスクリプション・アルバムが登場!サン=サーンス作曲の試験曲『アレグロ・アパッショナート』を演奏してパリ音楽院に入学し、サン=サーンス作品の伝説的な録音を残したモニク・ド・ラ・ブリュショルリ教授に学ぶなど、若いころからサン=サーンスに魅せられ、常にこの偉大な作曲家のためだけの録音をしたいと考えていたカツァリスにとって、2021年のサン=サーンス没後100周年アニヴァーサリーは絶好の機会となりました。
本作には、これまでほとんど聴く機会のなかったアメリカの音楽理論家パーシー・ゲチュス(1853-1943)による『交響曲第3番《オルガン付き》』のピアノ・ソロ版をはじめ、サン=サーンスと深い付き合いのあったジョルジュ・ビゼーによる『ピアノ協奏曲第2番』や、デュラン出版社の編曲家でラヴェルの友人としても知られるルシアン・ガルバン(1877-1959)による『動物の謝肉祭』(全曲)、そして優れたピアニストでもあった作曲者自身の手による『バッカナール』『アフリカ』『ヴィクトル・ユゴーへの讃歌』のピアノ・ソロ版など、カツァリスならではのレア・トランスクリプションがふんだんに収録されています。
さらに本作の大きな目玉となるのが、サン=サーンスが1908年に作曲した最初期の映画音楽『ギーズ公の暗殺』です。73歳にして映画という新たな芸術への挑戦を決意したサン=サーンスは、世界で初めて映画のためのオリジナル音楽を書いたクラシック音楽の作曲家としても、歴史に名を残すことになりました。映画史的にも重要なこの作品は、サン=サーンスの印象的な音楽と映画のシーンが見事にシンクロして大成功を収めたといい、公開から7年後の1915年、サン=サーンスは「印税によって、私の音楽が映画館から消えていないことが分かる」と書き残しています。ドビュッシーやラヴェルの作品の編曲で有名なレオン・ロク(1839-1923)によるピアノ・ソロ版は、当時上映中に良く演奏されていたバージョンで、それだけでも貴重ですが、さらに本作にはカツァリスが演奏するピアノ版を映画『ギーズ公の暗殺』の実際の映像に合わせて収録したDVDが付属しています。収録映像はPiano 21レーベルが希少な映画コレクションを有するロブスター・フィルムズに連絡を取り手に入れた完全版で、映画の全編が含まれており、今回の企画のために高解像度デジタル復刻が行われています。各作品とその編曲についての解説に加え、映画に関する詳細な解説、豊富な画像資料を収録したブックレット(英・仏・独/国内仕様盤は日本語訳付き)も必見です。
東京エムプラス
品番:P21064N
レーベル:Piano21
フォーマット:2枚組 CD+DVD
発売日:2021年12月24日
《曲目》
サン=サーンス:
《CD1》
動物の謝肉祭 - 動物園の大幻想曲 遺作、R.125(トランスクリプション:ルシアン・ガルバン、シプリアン・カツァリス)
ヴィクトル・ユゴーへの賛歌 Op.69(トランスクリプション:サン=サーンス)
歌劇 《サムソンとダリラ》 Op.47, R.288 第3幕 - ディヴェルティスマン より「バッカナール」(トランスクリプション:サン=サーンス)
交響曲 第3番 ハ短調 Op.78, R.176 《オルガン付き》(トランスクリプション:パーシー・ゲチュス、シプリアン・カツァリス、第1楽章第2部のアダージョのみギュスターヴ・サマズイユ)
《CD2》
ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22, R190(トランスクリプション:ジョルジュ・ビゼー、シプリアン・カツァリス)
アフリカ Op.89, R.204 - ピアノと管弦楽のための幻想曲(ピアノ独奏版:サン=サーンス)
アレグロ・アッパショナート Op.70, R200(ピアノ独奏版:サン=サーンス)
ヴァルス・カナリオト(カナリア諸島のワルツ) Op.88, R.43
ヴァルス・ノンシャラント(呑気なワルツ) Op.110, R.48
死の舞踏 Op.40, R171 - アンリ・カザリスによる交響詩(トランスクリプション:フランツ・リスト、シプリアン・カツァリス)
ギーズ公の暗殺 Op.128, R.331(トランスクリプション:レオン・ロク)
(すべてピアノ・ソロによる演奏)
《演奏》
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
使用楽器:ベヒシュタイン D-282 コンサート・グランド No.212034
《録音》
2020年4月~8月&2021年1月
サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
レコーディング・プロデューサー:ニコラオス・サマルタノス
※DVDフォーマット:NTSC
The piano music of Camille Saint-Saëns
Cyprien Katsaris
Barcode: 3770004972609