日本を代表する世界的パーカッショニスト、加藤訓子の新録音!ジェームス・ウッドが作曲し加藤訓子に献呈した、ミュージックシアター「浄土」! 日本語解説付き!
カウンターポイント三部作、全パートを1人で演奏した驚愕の「ドラミング」に代表される「スティーヴ・ライヒプロジェクト」、独立した6パート全てを自身が演奏し作曲者が意図した音場を見事に再現し、その圧倒的スケールが大反響を呼んだクセナキスの「プレイアデス」、さらには日本が誇る巨星、三善晃のマリンバ協奏曲&マリンバ・ソロ全作品、ティンティナブリ様式を確立したエストニアの巨匠ぺルトの「カントゥス」、そしてここ日本でも驚異的なヒットを記録したJ.S.バッハの「マリンバのための無伴奏作品集」をLINN Recordsから発表するなど、日本を代表する世界的パーカッショニストとして唯一無二の活動を繰り広げている加藤訓子。
イギリスの「サルガッソ・レコーズ(Sargasso Records)」から新たにリリースとなる新録音は、イギリスの作曲家ジェームス・ウッドがグレアム・ホールの委嘱を受けて作曲し、加藤訓子に献呈した”音楽劇と日本神話が織りなす電撃的融合”、『Music Theatre 「JŌDO」(ミュージックシアター「浄土」)』です!パリでナディア・ブーランジェから作曲を学んだジェームス・ウッドの「JODO(浄土)」は、日本文学を代表する作家である三島由紀夫の全5章から成る珠玉の短編「滋賀寺の僧とその恋」に着想を得て1998年から1999年にかけて構想、作曲された作品。1999年にオックスフォードでセミ・ステージ形式で上演された後、2001年に世界有数の現代音楽のフェスティヴァルとして知られるハダースフィールド現代音楽祭(Huddersfield Contemporary Music Festival)にてソプラノのサラ・レナードと加藤訓子により世界初演が行われました。2005年には演出家・宮城聰の手によって完全な舞台作品へと昇華され、横浜、名古屋、東京の3都市にて日本初演が実現しています。 日本とも強い繋がりを持つこの「JŌDO(浄土)」では、伝統的な和太鼓や木魚、銅鑼、水琴窟を思わせる水音の響きなどの様々な打楽器が用いられており、電子音響との融合によって築き上げられた独創的な音世界に聴き手はいつの間にか惹きこまれること必至。
またフランスのオベルティーノ工房で製作された回転する青銅の鈴の音や自然音が幽玄な雰囲気を引き立て、加藤訓子自身による朗誦、RIAS合唱団でも活躍する名ソプラノ、アンヤ・ペーターセンが歌う日本語の響きを模した架空の言語が絡み合うことにより、この世ならぬ幻想的な音響空間を創造しています。電子音響の構築にIRCAMの「Spatialisateur」が用いられていることもポイントの1つと言えるでしょう。時空と文化、そして感情の境界を超越する音の旅である「JŌDO(浄土)」が、混迷を極める現代への様々なメッセージとなって響き渡ります。
東京エムプラス
品番:SCD28088S
レーベル:Sargasso Records
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年04月29日
《曲目》
ジェームス・ウッド(1953-):
Music Theatre 「JŌDO」(ミュージックシアター「浄土」)
《演奏》
加藤訓子(パーカッション、朗誦)
アンヤ・ペーターセン(ソプラノ)
ジェームス・ウッド(エレクトロニクス)
《録音》
2024年11月11日-21日、シュレンツァー(ドイツ)
James Wood: Jōdo/Kuniko, Anja Petersen, James Wood
Barcode: 4947182120392
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