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エドヴィン・オステルゴールは、ノルウェー生命科学大学(NMBU)で教授として教えながら、室内アンサンブルと合唱のための曲を中心とする作曲活動を行なっています。「耳を澄まして聞く機会を創り出すことが作曲と、わたしは理解している」(エドヴィン・オステルゴール)。
このアルバムでは、「øre(耳)」と「lyd(音)」を組み合わせたノルウェー語の「Ørenslyd(聴こえる可能性)」をタイトルにし、「人間の声とコントラバスの豊かな響き」を探った彼の4つの作品が演奏されます。
リルケの詩集『ドゥイノの第一の悲歌』がドイツ語とオステルゴールの同僚のオスムン・ビョルンスタ(b.1951)によるノルウェー語訳で歌われる 《『ドゥイノの第一の悲歌』から》。コントラバスの「A」音を基準にした「倍音音楽」《Into A》。ノルウェー系ドイツの自然派哲学者ヘンリク・ステフェンス(1773–1845)の『人類学』からインスピレーションを得たという《ステフェンスの断片》。《聴こえる可能性. 儀式V》 は、《儀式. ヴィオラのための音楽)》(LWC1041)から始まった「儀式シリーズ」の第5作です。リルケの『ドゥイノの悲歌』、ドイツの物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ(1831–1894)の著作、『マタイによる福音書』(11章15節)がテクストに使われています。
4作品はすべて、フンボルト大学ベルリンとの連携で作曲され、2019年10月26日にこのアルバムと同じ演奏者によって初演されました。
東京エムプラス
品番:LWC1264
レーベル:Lawo
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2024年02月29日
《曲目》
エドヴィン・オステルゴール(b.1959):
『ドゥイノの第一の悲歌』から(3声のための)
〔… ei meir inderleg flukt …
… slike store gåter …
… om eg skreik ut …
Höre, mein Herz …
… ist es seltsam …
O und die Nacht … / Ja og så natta …
Høyr, mitt hjarta …〕
Into A(コントラバスのための倍音音楽)
ステフェンスの断片(ソプラノとコントラバスのための)
聴こえる可能性. 儀式V(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールとコントラバスのための)
〔Teil 1. … som dannes ut av stillhet
Teil 2. … das hörende Ohr …
Teil 3. Den som har ører, han høre!〕
《演奏》
トーネ・エリサベト・ブローテン(ソプラノ)
エッバ・リュード(メゾ・ソプラノ)
ペール・クリスチャン・アムンロード(テノール)
ホーコン・テリーン(コントラバス)
《録音》
2022年1月18日-21日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
Ostergaard: Orenslyd/Tone Elisabeth Braatren
Barcode: 7090020182865