イタリアの現代作曲家ステファノ・ジェルヴァゾーニ（1962-）の《DE TINIEBLAS》は、フランス・バロックの「ルソン・ド・テネブル」の伝統に着想を得た混声合唱とエレクトロニクスのための作品です。聖書のエレミア哀歌とは異なり、ジェルヴァゾーニはホセ・アンヘル・バレンテの現代的な散文詩『Tres lecciones de tinieblas』を素材とし、キリスト教とユダヤ教カバラのイメージを融合させています。
COVID-19パンデミック中に作曲された本作は、重層的な声のテクスチャーとエレクトロニクスを駆使して、闇を単なる否定的なものではなく、新たな理解や成長の可能性を秘めた変容的な空間として描き出しています。

東京エムプラス

品番：0022043KAI
レーベル：Kairos
フォーマット：1枚組 CD
発売日：2024年12月27日

《曲目》

ステファノ・ジェルヴァゾーニ（b.1962）：

混声合唱とエレクトロニクスのための《DE TINIEBLAS》（2019-2020）

《演奏》
SWR声楽アンサンブル
IRCAM
ユヴァル・ワインバーグ（指揮）

《録音》
2022年6月、ポンピドゥー・センター（フランス、パリ）

Stefano Gervasoni: DE TINIEBLAS/SWR Vokalensemble, Yuval Weinberg

Barcode: 9120010286438

ジェルヴァゾーニ：《DE TINIEBLAS》 （SWR声楽アンサンブル）

「ルソン・ド・テネブル」に着想を得た 混声合唱とエレクトロニクスのための作品

ジェルヴァゾーニ：《DE TINIEBLAS》（SWR声楽アンサンブル）

「ルソン・ド・テネブル」に着想を得た混声合唱とエレクトロニクスのための作品