※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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20世紀中期デンマークの作品集!
トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズの第10集は、イェンセンが、友人として支援者として、積極的に取り上げた20世紀中期デンマークの作曲家たちの作品を収録。それぞれの「主観的モダニズム」と「伝統」との対話を行いながら創作活動をつづけた5人の作品にイェンセンは他の人たち以上の熱意と信念をもって取り組み、デンマーク音楽の発展に寄与しました。
《交響曲》を作曲したフランス・シベアは、フューンのケアテミネに生まれ、ライプツィヒのジークフリート・カルク=エーレルトに作曲と音楽理論、コペンハーゲンのペーター・トムセンにオルガンを学びました。1932年にケアテミネのオルガニストに任命され、1955年に没するまで故郷の音楽文化に貢献しました。この《交響曲》は、《木管五重奏曲》ともに彼の作曲活動の最後の作品のひとつです。王立デンマーク管弦楽団の作曲コンペティションのために書かれ、ホルムボーの作品に次ぐ第2位に選ばれました。ヒンデミットやカール・ニルセンの影響も指摘されているこの交響曲は、1940年1月19日の初演後も、何度となく演奏され、このアルバムの作曲家のひとり、ベンソンが、ニルセンの交響曲よりも優れた作品とまで言って評価した、という話が伝わっています。
ベンソンの《ヴァイオリン協奏曲第1番》のソロを弾くチャーレス・センデローヴィツは、マルセル・ダリューやヴォルフガング・シュナイダーハンたちに学び、この録音の当時、デンマーク放送交響楽団のコンサートマスターを務めていました。エアリング・ブレンダール・ベンクトソンがソロを弾いた《チェロ協奏曲》は、シークフリト・セーロモンとニルス・ヴィゴ・ベンソンが『初期デンマーク録音(1955-59)』(DACOCD727)、ライフ・テューボが『デンマーク放送録音 第3集』(DACOCD846)と、ベンクトソンのトリビュート・アルバムに収録されたものと同じ音源です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
東京エムプラス
品番:DACOCD920
レーベル:Danacord
フォーマット:2枚組 CD-R
発売日:2022年05月14日
《曲目》
<Disc 1>
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.70(c.1952)*
録音:1957年9月26日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)
フランス・シベア(1904-1955):交響曲(1940)
録音:1961年5月27日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(スタジオ放送)
クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):
演奏会序曲 《春》 Op.31(1934)
録音:1960年、スタジオ録音(コペンハーゲン)[Odeon MOAK 10]
弦楽のための小序曲(1934)
録音:1949年1月27日-28日、スタジオ録音(コペンハーゲン)[Tono X 25146/DACOCD 523-524]
<Disc 2>
シークフリト・セーロモン(1885-1962):チェロ協奏曲 二短調 Op.34(1922)**
録音:1959年6月16日、スタジオ放送(コペンハーゲン)[DACOCD 727]
ライフ・テューボ(1922-2001):チェロ協奏曲(1959)**
録音:1962年5月40日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)[DACOCD 846]
ニルス・ヴィゴ・ベンソン:チェロ協奏曲第1番 Op.106(1956)**
録音:1957年8月16日、ティヴォリ・コンサートホール(コペンハーゲン)(放送コンサート)[DACOCD 727]
《演奏》
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
チャーレス・センデローヴィツ(ヴァイオリン)*
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)**
復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
Thomas Jensen Legacy Vol.10
V.A.
Barcode: 5709499920008