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鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがショパンの弟子・友人たちの歴史に埋もれた音楽を再興!グートマン、フィルチュ、ミクリ、フォンタナ、ロスチャイルド、テレフセンによる19世紀の華麗なサロン音楽2枚組!
鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスが贈る新たな注目プログラムは『ショパンの時代(Chopin’s Époque)』と題された、ショパンの弟子や友人たちによるピアノ作品集!世界的なショパン弾きでもあるカツァリスは、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からは、ショパンと同世代のスタニスワフ・モニューシュコのピアノ作品集(PNIFCCD113)というレア・レパートリーをリリースしていましたが、今作はショパンと同世代(年齢的には同い年から10~20年程下の世代)の6人の音楽家のピアノ作品をセレクトした2枚組。それぞれショパンの弟子や友人であり、また助手やショパンの作品の清書、校訂、出版、教育などで彼の遺産を後世に繋いだコンポーザー=ピアニストたちで、当時は多くの作品が著名な出版社から出版され、パリのサロンで親しまれていましたが、19世紀末にはそのほとんどが演奏会からも出版市場からも姿を消しました。
ここで紹介されるのは、夜想曲、マズルカ、ワルツ、バルカロール(舟歌)、ポロネーズ、ギャロップ、ルーマニア民謡、そしてフィルチュの「ヴェニスの別れ」、グートマンの「つむじ風」、ロスチャイルドの「思い出」(Op.2-3)など詩的なタイトルの付けられた小品から構成され、抒情的でどこか懐かしく、独特の魅力を持つ音楽が並びます。過度にピアニスティックな技術を要求するものはありませんが、いくつかの作品はヴィルトゥオーゾ的な特徴を持ち、時には高貴で英雄的な要素やパロディ的でサーカスのような性格の作品もあり、舞踏曲(マズルカ、ワルツ)と雰囲気のある小品(夜想曲)がバランスよく配置されています。ショパンの音楽を完全に手中に収めてきたシプリアン・カツァリスなればこそ、シンプルで繊細なこれらの知られざる作品の魅力を引き出せるというもの。反田恭平や小林愛実、ガジェヴ、ガルシア・ガルシアなどショパン・コンクールで活躍した若きスター達が参加し日本でも注目を浴びた『ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2022』ではカツァリスはこのアルバムのプログラムを披露して喝采を浴びています。カツァリスがその魔法の両手で再現する19世紀の華麗なサロン音楽にご期待ください!
品番:NIFCCD137
レーベル:NIFC
フォーマット:2枚組 CD
発売日:2022年10月下旬
《曲目》
CD1 ~ アドルフ・グートマン(1819-1882):夜想曲 変イ長調 Op.8-1、つむじ風 ~ 華麗なるギャロップ Op.37、華麗なるポロネーズ Op.21/カール・フィルチュ(1830-1845): ヴェニスの別れ ハ短調 Op.posth.、舟歌 変ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ホ短調 Op.3-3/カロル・ミクリ(1821-1897):マズルカ 変ニ長調 Op.3、マズルカ ト長調 Op.10、ルーマニア民謡集(セレクション)
CD2 ~ ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ロリータ ~ 華麗なる大ワルツ Op.11、マズルカ ホ長調 Op.21-1/マティルド・ド・ロスチャイルド(1832-1924):アルバムの綴り Op.2/トマス・テレフセン(1823-1874):マズルカ ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ロ長調 Op.3-3、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.3-4、夜想曲 ホ長調 Op.11-2、夜想曲 ヘ長調 Op.2、夜想曲 変ト長調 Op.39、華麗なるワルツ 変イ長調 Op.5-1
《演奏》
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
《録音》
2020年10月13日-16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282
Chopin's Epoque
Cyprien Katsaris
Barcode: 5906395034864