※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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トマス・イェンセンの遺産第23集! 初CD化音源多数収録!
デンマークの名指揮者、トマス・イェンセン(1898-1963)の遺産シリーズ第23集。CD1のワーグナーはデンマークの伝説的テノール、ラウリツ・メルキオ(メルヒオール)の70歳を祝ってデンマーク放送コンサートホールで行われたコンサートのライヴ録音です。当日のプログラムは《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲と《ワルキューレ》第1幕の全曲。《ワルキューレ》のジークムントは、メルキオがもっとも得意とした役のひとつでした。
ラウリツ・メルキオ(1890-1973)はコペンハーゲンの王立オペラ学校で学び、バリトン歌手としてスタート。1913年、王立劇場の《道化師》で初めてオペラの舞台に立ちました。このときに共演したアメリカのメゾ・ソプラノ、サラ・シャルル=カイエの助言でテノールに転向。1918年、タンホイザー役で王立劇場に再デビューしました。1924年、彼の才能を知ったコジマとジークフリート・ワーグナーによってバイロイト音楽祭に招かれ、ジークムントとパルジファルを歌いました。2年後、タンホイザー役でメトロポリタン歌劇場にデビュー。彼の英雄的でリリカルなテノールの声は、ニューヨークの聴衆を熱狂させ、メトで519回ワーグナー役を歌いました。
ジークリンデ役のソプラノ、ドロシー・ラーセン(1911-1990)はデンマーク人を両親にシカゴで生まれました。1937年に《ワルキューレ》のフリッカ役でコペンハーゲンの王立劇場にデビュー。エルザやエーファ役を歌い、1948年に王立劇場の宮廷歌手の称号を得ました。
フンディングを歌うデンマークのモーウンス・ヴェーゼル(1915-1990)は、ダーラント、マルケ王、グルネマンツ役をレパートリーにドイツやスイスでも活躍。カール・ニールセンの《サウルとダヴィデ》の録音が残されています。
CD2は、デンマーク放送交響楽団定例の「日曜」シリーズの1963年2月24日にライヴ放送されたコンサートの録音。フランクの《交響曲 ニ短調》とリストの《ピアノ協奏曲第2番 イ長調》。ソロを弾くハンガリーのピアニスト、ゲオルク・ヴァシャルヘイ(1912-2002)は、1937年にエミール・テルマーニと一緒にツアーでデンマークを訪れ、定住しました。ディスクの最後にはヴァルダー・スクレザー(1895-1976)の演奏会序曲《人民広場》が収録されています。
スクレザーは、コペンハーゲンとハンブルクで学び、デンマーク放送交響楽団のピアニストを務めながら、序曲や協奏曲、サイレント映画の音楽、軽音楽や歌曲などを作曲しました。《ニュルンベルクのマイスタージンガー》とCD2の3曲は初めてのディスク・リリースです。
東京エムプラス
品番:DACOCD933
レーベル:Danacord
フォーマット:2枚組 CD-R
発売日:2024年11月30日
《曲目》
[CD 1]
ワーグナー:
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 WWV 96 より 第1幕への前奏曲
楽劇《ワルキューレ》 WWV 86B より 第1幕*
[録音:1960年3月31日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
[CD 2]
フランク:
交響曲 ニ短調
リスト:
ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S125**
[録音:1963年2月24日、デンマーク放送コンサートホール(ライヴ放送)]
ヴァルダー・スクレザー(1895-1976):
演奏会序曲《人民広場》
[録音:1958年11月20日、デンマーク放送コンサートホール(ライヴ放送)]
《演奏》
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
ラウリツ・メルキオ(メルヒオール)(テノール、ジークムント)*
ドロシー・ラーセン(ソプラノ、ジークリンデ)*
モーウンス・ヴェーゼル(バス、フンディング)*
ゲオルク・ヴァシャルヘイ(ピアノ)**
《録音》
1958年~1963年
Thomas Jensen Legacy Vol.23/Thomas Jensen
Barcode: 5709499933008