オーストリアの名アンサンブル「カストル」!ヴィオラ・ダ・ガンバの名手でもあったヨハネス・シェンクが残した「ヴァイオリンと通奏低音のため」の唯一の作品を世界初録音!
オランダの作曲家で、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手としても知られるヨハネス・シェンクは、独創的で技術的に要求の高いヴィオラ・ダ・ガンバのための作品を残した作曲家としてここ最近再評価されるようになりましたが、他の分野でのシェンクの残した作品はほとんど忘れ去られており、経歴についてもほとんど何も知られていません。
残された殆どがヴィオラ・ダ・ガンバのための作品ではありましたが、唯一の例外が、エティエンヌ・ロジェ社から1699年に初版が出版された「ヴァイオリンとヴィオローネまたはチェンバロのためのソナタ集」と題された作品7です。この作品は、舞曲の形式にフランス語の題名が使われていることや、「フランス風前奏曲」といったタイトルは一見、シェンクの作品7がフランスの影響を強く受けていることを示しているように思われますが、実際には組曲やソナタ形式と、「スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)」と呼ばれる16世紀~17世紀の自由で表現力豊かな音楽 を巧みに混ぜ合わせ、フランス、イタリア、オランダ/北ドイツの要素を見事に統合しています。
本アルバムで、2010年に国際的に活躍する名手たちによって結成されたオーストリアの古楽グループ「アンサンブル・カストル」が、生き生きとした舞曲から表情豊かな緩徐楽章まで、ヴァイオリンのテクニックが要求される印象的な多様な形式を示したシェンクの知られざる作品の魅力に迫ります。
東京エムプラス
品番:CC72999
レーベル:Challenge Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年04月15日
《曲目》
ヨハネス・シェンク(1660-after 1712):
ソナチネ第2番
フランス風前奏曲第9番
奇想曲第17番
シンフォニア第3番
奇想曲第14番
ソナチネ第4番
幻想曲第13番
奇想曲第6番
ソナチネ第15番 ※全曲世界初録音
《演奏》
アンサンブル・カストル
〔ペトラ・ザムハーバー=エックハルト(ヴァイオリン)
フィリップ・コンプロイ(チェロ)
エーリヒ・トラクスラー(ハープシコード)〕
《録音》
2024年11月30日ー12月3日、リッターザール・シュロス・ベルナウ(オーストリア)
Johannes Schenk: Suonate per violino e violone o cimbalo Op. 7 - Vol. 1/Ensemble Castor
Barcode: 608917299922
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