1855年のインスブルック音楽協会のコンサートを再現するというコンセプトで企画された、音楽的に希少な作品を集めたアルバム。登場する作曲家たちに共通するのは、彼らがみなチロルにゆかりがあるという点です。
ヨーゼフ・ネッツァーとヨハン・ルフィナッチャはチロル出身であり、ルイ・シンデルマイサーは音楽キャリアの初期にインスブルック劇場でしばらく楽長を務めていました。カール・ヨーゼフ・ハーベルンは1842年頃インスブルックに滞在し、ここでピアニストとして客演しました。エドゥアルト・フォン・ラノワはインスブルック音楽協会の名誉会員でした。フランチシェク・ズデニェック・スクヘルスキーは、この協会の楽長としてしばらく活動したことがあり、彼の《祝典序曲》は実際に1855年に演奏された記録が残っています。その他の作品は、1855年にインスブルックで演奏された可能性があるものとして選曲されています。
東京エムプラス
品番:MMCD13055
レーベル:Musikmuseum
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2025年02月28日
《曲目》
ルイ・シンデルマイサー(1811-1864):
皇帝フランツ賛歌による祝典序曲(1835年頃)
ヨーゼフ・ネッツァー(1808-1864):
演奏会用アリア《嵐は過ぎ去った》(1848年)
フランチシェク・ズデニェク・スクヘルスキー(1830-1892):
祝典序曲(1855年)
ヨハン・ルフィナッチャ(1812-1893):
演奏会用アリア《敬虔な群衆が教会へ向かった》(1836年)
エドゥアルト・フライヘア・フォン・ランノイ(1787-1853):
歌劇《モルラッキ》序曲(1817年)
ヨハン・ゲオルク・フェリンガーの悲劇《イングオ》のための序曲(1818年頃)
メロドラマ《時計または真夜中の魔法の契約》のための序曲(1822)
カール・ヨーゼフ・ハーベルン:
序曲 ハ短調(1842年頃)
《演奏》
カールハインツ・ジースル(指揮)
聖ブラシウス・アカデミー管弦楽団
シュテファニー・シュテーガー(ソプラノ)
《録音》
2018年&2019年
Musicalische Academie 1855 - Overtures and Concert Arias from Tyrolian Archives/Orchester der Akademie St. Blasius
Barcode: 9079700700467
♪関連商品を下記リンクでチェック!