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ポーランドのパガニーニ、リピンスキの交響曲集!さらに19世紀ポーランドを代表する作曲家モニューシュコの《おとぎ話》を収録!
小泉元首相のお気に入りの作曲家としても知られる「ポーランドのパガニーニ」ことカロル・リピンスキ(1790-1861)の知られざる交響曲に、NIFCが積極的に録音を進めている19世紀ポーランド楽壇の重要人物、スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)のもっとも優れたオーケストラ作品とされる《おとぎ話 Bajka》をカップリング!
リピンスキは当時の最も偉大なヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾのひとりであり、19世紀前半のポーランドのピアノ音楽を代表するのがショパンなら、ヴァイオリン音楽を代表するのはリピンスキだと言うことができるでしょう。1818年に彼と2度共演したパガニーニは、「1番のヴァイオリニストが誰かは分からないが、2番目はリピンスキである」と述べ、リピンスキにアマティのヴァイオリンを遺贈しています。またシューマンもリピンスキの演奏を称え、彼に《謝肉祭》を献呈しました。ここに収められた2つの交響曲はどちらも1810年以前に書かれたもので、旋律の豊かさ、創意工夫が若きリピンスキの疑う余地のない才能を証明しています。
一方、モニューシュコの演奏会用序曲《おとぎ話》は、1848年頃に作曲・初演されたもので、作曲者自身の一番のお気に入り作品でした。作品はソナタや交響詩の要素を含んでおり、旋律の独創性、主題の巧みな扱い、色彩的なオーケストレーションなど、モニューシュコの魅力が詰まっています。これらの作品を色鮮やかに聴かせるのは、ヤクブ・ゴウォンベク(ポーランド古典派の作曲家、c.1739-1789)の交響曲集(NIFCCD115)でも素晴らしい演奏を披露した、ポーランドの古楽器オーケストラ「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」(ヒストリカル・オーケストラ 《oh!》)です。
東京エムプラス
品番:NIFCCD143
レーベル:NIFC
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2022年10月29日
《曲目》
スタニスワフ・モニューシュコ:演奏会用序曲《おとぎ話》
カロル・リピンスキ:交響曲 ハ長調 Op.2-2、交響曲 変ロ長調 Op.2-3
《演奏》
{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ、ディルク・フェルミューレン(指揮)
《録音》
2019年9月&2021年8月(ポーランド)
Lipinski: Symphonies/oh! Orkiestra, Dirk Vermeulen
Barcode: 5906395034857