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ナチスの収容所に抑留されたイタリアの音楽家たちの室内楽作品に光を当てる!
イタリアのチェリスト、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、教師、音楽学者として多彩に活動するマッテオ・マラゴーリが、ナチスに被害を受けたイタリアの音楽家たちへと捧げる、チェロを中心とした室内楽作品集。
第二次大戦中にジョヴァンニ・グァレスキと同じ収容所に抑留され、その後ローマのRAI交響楽団の首席奏者も務めたチェリスト、ジュゼッペ・セルミの『コンチェルト・スピリチュアーレ』と独奏チェロのための『Soliloquio – Preghiera』は投獄中に作曲された作品。
作曲家のアルトゥーロ・コッポラは、収容所の中で育んだセルミとの友情からインスピレーションを得て、チェロとピアノのための『Elegia』を作曲しセルミに捧げています。
オスヴァルド・ピラーニはペザーロ音楽院でチェロを学んだあと、フォッジャの弦楽学校で教えていたユダヤ系のチェリスト。このアルバムではピラーニの現存する全作品が収録され、歴史の陰に隠されていた才能に光を当てています。
アルバムの冒頭に収録されている『コンチェルト・スピリチュアーレ』は、セルミ自身が独奏を務めた歴史的録音をオリジナルのLPから復刻収録。セルミやピラーニの弟子、コッポラの息子らの協力のもとで実現した意義高いアルバムです。
東京エムプラス
品番:C00917
レーベル:Da Vinci Classics
フォーマット:1枚組 CD
発売日:2024年09月15日
《曲目》
ジュゼッペ・セルミ(1912-1987):
コンチェルト・スピリチュアーレ(チェロと管弦楽のための)*
Soliloquio – Preghiera(チェロのための)(1945)
La zampogna di Natale(チェロのための)(1968)
Soliloquio rapsodico(チェロのための)(1970)
San Francesco - Mattutino al convento(テノール、チェロとピアノのための)
Sigla ostinata(ピアノのための)
Preghiera(チェロとハープのための)
Due Improvvisazioni brevi(ハープのための)
アルトゥーロ・コッポラ(1913-1998):
Elegia(チェロとピアノのための)(1944)
オスヴァルド・ピラーニ(1910-2010):
3つの小品(チェロとピアノのための)
Storiella(comico-sentimentale)(声とチェロのための)
Reverie(フルート、ヴィブラフォンとサスペンド・シンバルのための)
3つのモメント(チェロのための)
Momento dinamico: studio(クラリネットとバスーンのための)
Impressione grottesca(クラリネットとバスーンのための)
《演奏》
マッテオ・マラゴーリ(チェロ)
ジュゼッペ・セルミ(チェロ)*
オーケストラ・タルティーニ*
N.セルドズ(指揮)*
リサ・デ・ポーロ(ピアノ)
ラッファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
クリスティーナ・チェンタ(ハープ)
フラヴィア・デル・ジュティーチェ(メゾ・ソプラノ)
トンマーゾ・オルシ(フルート)
マルコ・モリエッロ(ヴィブラフォン)
ヤコポ・デ・ビアーシ(クラリネット)
マヌエル・チェスター(バスーン)
《録音》
2023年、イタリア
Selmi, Coppola, Pirani - The voice of cello from Nazi prisons/Matteo Malagoli, V.A.
Barcode: 0746160917559